メディヘン5

時々書く読書感想blog

エッセイ

椎名誠『パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り』

一時、カミサンが椎名誠のエッセイを何冊も買ってきた時期があって、その頃、酒を飲んだ後に買って帰ったもの。カミサンが椎名誠を読むようになったのは、『岳物語』を読んで以来。男の兄弟がおらず、男の子はよくわからないと言っていたのだけど、椎名誠の…

三谷幸喜『オンリー・ミー―私だけを』ウソとマコトの間

かたわらで文庫本を読んでいたカミサンが、ぶふっと吹き出して、「これ読んでみて」と差し出したのがこの本。オンリー・ミーposted with 簡単リンクくん at 2006.10.24三谷 幸喜〔著〕幻冬舎 (1997.4)ISBN : 4877284427価格 : ¥600通常2-3日以内に発送します…

ピーター・メイル『南仏プロヴァンスの12ヶ月』『南仏プロヴァンスの木陰から』

前の記事3件の“シャクルトン/エンデュランス号”モノを買ったあとに思ったのは、「南極遭難モノを続けて読んだら、きっと暖かいところの話が読みたくなるだろうなぁ」などということ。ちょうど、BlogPeople経由で“「南仏プロヴァンスの12か月」ピーター・メイ…

大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!リターンズ』

楽しませてもらった『文学賞メッタ斬り!』の続巻が出るということで、当然購入。文学賞メッタ斬り!リターンズposted with 簡単リンクくん at 2006. 9. 6大森 望著 / 豊崎 由美著パルコ (2006.8)ISBN : 4891947411価格 : ¥1,680通常24時間以内に発送します…

高橋哲雄『二つの大聖堂がある町』

会社帰りの古本屋漁りでゲットしたもの。「古本屋漁り」といっても、いっつも特定の一軒、しかも値段のつけ方が固定的な店にしか行かないので、よくある古本屋巡り話の「こんなイイものがこんなに安かったのです」というような狩猟的なお楽しみはほとんどな…

W. H. ハドソン『ラ・プラタの博物学者』

中学生か高校生のころ読んで、ずっと本棚に並べていた本。本棚を眺めているうちに、突然思い立って、約20年ぶりに再読。ラ・プラタの博物学者posted with 簡単リンクくん at 2006. 8.19ハドソン著 / 岩田 良吉訳岩波書店 (1979)ISBN : 価格 : ¥683この本は現…

吾妻ひでお『失踪日記』

失踪日記posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.25吾妻 ひでお著イースト・プレス (2005.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見るAmazon■あらすじ漫画家・吾妻ひでおが自ら描く、「逃げ出した自分」の姿。第1部「夜を歩く」…

疋田智『自転車とろろん銭湯記』 風呂へ行く自転車ツーキニスト

自転車ツーキニスト疋田智・著で、このタイトルとくれば自転車物エッセイっすね、ということで何も考えずに購入。読んでみたら、自転車物ならぬ銭湯物エッセイでした。これはこれでいいけど、正直、肩すかし喰らった気もする……自転車とろろん銭湯記posted wi…

大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』

文学賞メッタ斬り!posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.25大森 望著 / 豊崎 由美著パルコ (2004.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見るAmazon■内容SF翻訳家・大森望氏とライター・豊崎由美氏(肩書きはカバー折り返しの…

斉藤美奈子『文学的商品学』 商品学ぢゃなかったのか

文学評論分野で赫々たる活躍をなさっている斉藤美奈子さんの最新文芸評論。まあ、分野的にも著者的にも普段は読まない種類の本なんですが、これまたbk1.co.jpで「話題のベストセラー」に掲載されていたことから注文してしまったという。Amazonの「おススメ」…

ターニャ・ウスヴァイスカヤ『ノルシュテイン氏の優雅な生活』 巨匠の日常スケッチ

馴染みの本屋で平積みになっていた、きれいな黄色の表紙の新書。手にとったら、素朴なイラスト満載だったため、なんだか嬉しくなって衝動買い。ノルシュテイン氏の優雅な生活posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.27ターニャ・ウスヴァイスカヤ著/ 〔児島 …

レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック』

インターネットの流行ものについてはネットで読めば十分、というポリシーなのだが、この本については、技術書ではない、というところが気に入って購入してしまった。ウェブログ・ハンドブックposted with 簡単リンクくん at 2006. 7.26Rebecca Blo…

吉村作治『豊饒のナイル、ルクソールの食卓』 エジプト味はトマト味?

ピラミッド研究などで有名な早大の吉村先生のエッセイ。題材は、タイトル通りエジプトの食物で、飲み物編・野菜料理編・魚料理編・鳥料理編・肉料理編に分かれています。豊饒のナイル、ルクソールの食卓posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.29吉村 作治著…