メディヘン5

時々書く読書感想blog

読書日記  2026年6月28日〜7月4日 ニール・ゲイマン

チャイナ・ミエヴィルの『クラーケン』を読了して、次は何を読もうかとというところで一旦、ストップ。 6月頭のロンドン旅行の勢いでロンドンものの現代ファンタジーを読み始めわけだが、先が続かない。手持ちのロンドンものでは後はニール・ゲイマンの"Neve…

読書日記  2026年6月21日〜6月27日

旅行に行ってからマイブームとなっているロンドン物、<ロンドン警視庁特殊犯罪課シリーズ>の後、チャイナ・ミエヴィルの『クラーケン』の再読を始めた。 クラーケン(上)作者:チャイナ・ミエヴィル,日暮 雅通早川書房Amazon クラーケン(下)作者:チャイ…

読書日記  2026年6月14日〜6月20日

まだロンドン旅行の興奮が続いており、<ロンドン警視庁特殊犯罪課シリーズ>を邦訳が出ている4巻まで一気に読んでしまいました。 実在のロンドンのロケーションが多数登場するのですが、ファンダムのサイトで各巻の登場ロケーション・マップが公開されてい…

読書日記  2026年5月31日〜6月13日

6月の第1週から土日を挟んで一週間、ロンドン・パリに旅行に行ってきました。このため、このブログも雑記ブログの方も先週はお休み。雑記ブログの方に記録を兼ねた旅行記を書こうかと思ったのですが、まだ調子が戻らずまとめきれないためそちらは今週もお休…

読書日記  2026年5月24日〜5月30日

読んでいる本 ここのところニール・スティーヴンスン『ターミネーション・ショック』を読んでいる。気候温暖化とそれによる海面上昇をテクノロジーで対策しようというジオエンジニアリングがテーマ。特定の主人公はおらず、何人かの視点人物の行動に合わせて…

スペース・オペラに何を求めますか? 『星の海を駆ける:新世代スペース・オペラ傑作選 』

『星の海を駆ける: 新世代スペース・オペラ傑作選 (創元SF文庫)』を読みました。タイトル通り、2012年から2023年までの約10年間に英米で発表されたスペース・オペラの短編を集めた短編集です。 星の海を駆ける 新世代スペース・オペラ傑作選 (創元SF文庫)作…

読書日記  2026年5月10日〜5月16日

読んでいる本 『星の海を駆ける: 新世代スペース・オペラ傑作選 (創元SF文庫)』は読了。感想をブログに投稿しようと準備中。 続いて、ニール・スティーヴンスン『ターミネーション・ショック』を読み始めた。みんな大好き『スノウ・クラッシュ』以来、出れば…

読書日記  2026年5月3日〜5月9日

読んでいる本 先週から読み始めた『星の海を駆ける: 新世代スペース・オペラ傑作選 (創元SF文庫)』は残すところあと一編。SFらしいSFはどんどん読めてしまう。ところが、読みやすいか・わかりやすいかと言われると、うーむとなってしまうのがこの作品集。取…

読書も沼なら読書史も沼 アルベルト・マングェル『読書の歴史』

アルベルト・マングェル『読書の歴史: あるいは読者の歴史』を読みました。「書く側」に比して意外に見当たらない、「読む側」について書かれた貴重な一冊です。 ある頃、読書や読者というものについて概観する本を読みたくなって探したんですが、手頃な本が…

読書日記  2026年4月26日〜5月2日

読んでいる本 GWに入って本をどんどん読めるかと思ったら、お出かけが続いてそういうわけにもいかない。「本が読めなくなる」理由の一つには、家族サービスが増えるというのもあるのでは。 アルベルト・マングェル『読書の歴史: あるいは読者の歴史』は先週…

読書日記  2026年4月19日〜4月25日

読んでいる本 アルベルト・マングェル『読書の歴史: あるいは読者の歴史』をまだまだ読んでいる。毎日読んでいるわけではない上、読む時にも2章分までにしているせいで時間がかかる。しかし、それ以上読むと書いていることが頭に残らない、というより、一、…

僕はプリーストを雰囲気で読んでいる クリストファー・プリースト『不死の島へ』

クリストファー・プリースト『不死の島へ』を読みました。 プリーストは(も)私にとって難物の作家です。クリストファー・プリーストの作品は結構好きで、1979年発表の『限りなき夏』以降の邦訳作品はおおむね読んでいます。どの作品もおもしろく読んだ印象…

読書日記  2026年4月12日〜4月18日

読書日記、として2月から毎週一回書き始めたわけだけど、タイトルの日付がずっと2025年になっていることに今気づいた。orz 今更ではありますが、修正しました。 読んでいる本 アルベルト・マングェル『読書の歴史: あるいは読者の歴史』は前半の<読書するこ…

読書日記  2026年4月5日〜4月11日

読んでいる本 アルベルト・マングェル『読書の歴史: あるいは読者の歴史』を読んでいる。まだ古代から中世の話、口承から書物へ、音読から黙読へという序盤のあたり。ここらあたりの話は、『プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?』でも出てきた…

読書日記  2026年3月29日〜4月4日

読んでいる本 クリストファー・プリースト『不死の島へ (創元海外SF叢書)』を読了。意識してゆっくり読み、一ヶ月弱くらいかけたことになる。そのゆったりした読書の間、常に楽しんで読んでいた記憶がある。けれども読み終わってから、どこが楽しかった、…

読書日記  2026年3月22日〜3月28日

読んでいる本 クリストファー・プリースト『不死の島へ (創元海外SF叢書)』を読書中。ゆっくり読む、がダラダラ読むに変わってしまった。しかも、またWeb小説の長編にはまってしまい、なかなか読み終わらない。読みながらどういう感想をブログに書こうか、…

読書日記  2026年3月15日〜3月21日

読んでいる本 相変わらずクリストファー・プリースト『不死の島へ (創元海外SF叢書)』を読書中。ストーリーの流れで現実のイギリス(?)と夢幻諸島を行き来するタイミングで読むのをいったん止めるので時間がかかっている。ようやく2/3ぐらいまできたところ…

ザ・SFロマン 春暮康一 「一億年のテレスコープ』

春暮康一 『一億年のテレスコープ』を読みました。この作品は『SFが読みたい!』ベストSF2024国内編で堂々の一位という高評価を受けています。私もこの評価には賛成。読み終わってこれぞ、ザ・SFロマンだなぁという満足感を感じました。 一億年のテレスコー…

読書日記  2026年3月8日〜3月15日

読んでいる本 クリストファー・プリースト『不死の島へ (創元海外SF叢書)』を読書中。1日に1章か2章をゆっくり読んでいる。導入の自伝部分が終わり、夢幻諸島の旅が進んだと思ったら、また現実に戻る模様。この主人公、女のことばかり考えている仕方がない…

読書日記  2026年3月1日〜3月7日

読んでいる本 マーサ・ウェルズ『システム・クラッシュ マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫)』は読了。解説によると、続刊刊行の計画があるようなので、のんびり続きを待ちたい。 マーダーボットのお次は、先日届いたクリストファー・プリースト『不死…

読書日記  2026年2月22日〜2月28日

読んでいる本 引き続きマーダーボット・ダイアリー・シリーズ、マーサ・ウェルズ『システム・クラッシュ マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫)』を読んでいる、というか、下に書いたWeb小説が面白すぎてちょっと中断。この話、2/3くらいまで読んだところ…

読書日記  2026年2月15日〜2月22日

読んでいる本 春暮康一 『一億年のテレスコープ』を読了。SF的想像力が存分に発揮された、SFを読む楽しみを再認識させてくれた作品だった。 続いて、マーダーボット・ダイアリー・シリーズの読み残し、マーサ・ウェルズ『システム・クラッシュ マーダーボッ…

8万年生きる不死の戦士の物語 キアヌ・リーヴス&チャイナ・ミエヴィル『再誕の書』

ハリウッドの大スター、キアヌ・リーヴスと英国ファンタジー作家、チャイナ・ミエヴィルの共著、『再誕の書』を読みました。 再誕の書作者:チャイナ・ミエヴィル,キアヌ・リーヴス河出書房新社Amazon ハリウッド・スターと英国実力派ファンタジー作家の異色…

読書日記  2026年2月8日〜2月14日

この読書感想ブログがメインブログなんですが、肝心の読書感想があまりに書けません(そもそも本を読むペースが遅すぎ)。あまりに寂しいブログになってしまっているので、とりあえず読書活動の記録を投稿していくことにしました。週単位で書こうというもの…

原作と映画で二度おいしい 呉勝浩『爆弾』

『爆弾』とは 呉勝浩『爆弾』は、2022年に発表されたクライム・サスペンス。『このミステリーがすごい! 2023年版』と『ミステリが読みたい! 2023年版』の双方で国内編 第1位を受賞し2023年 本屋大賞で第4位、2022年の直木賞でも候補作に選出されています。…

「主人公自身の謎」に導かれる超展開SF三選:『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『レッド・リバー・セブン:ワン・ミッション』『反転領域』

SFを含むエンタメ作品の多くは、主人公の人物像を冒頭からはっきりさせていることが多いように思います。読者としても、物語を読む視点を定め、感情移入していくには、主人公の人間像がイメージできた方が楽です。ですので、主人公の立場をあいまいなにした…

ブログ記事改善のための読書メモ(Part 3完): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』

批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書)作者:北村紗衣筑摩書房Amazon ニッポンの書評 (光文社新書)作者:豊崎 由美光文社Amazon 『批評の教室』と『ニッポン書評』から自分のブログ記事の改善のために役立ちそうな文章の引用と自分…

ブログ記事改善のための読書メモ(Part 2): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』

批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書)作者:北村紗衣筑摩書房Amazon ニッポンの書評 (光文社新書)作者:豊崎 由美光文社Amazon 『批評の教室』と『ニッポン書評』から自分のブログ記事の改善のために役立ちそうな文章の引用と自分…

ブログ記事改善のための読書メモ(Part 1): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』

自分の書く読書感想ブログの記事はどうもピリッとしないなぁ、という感覚があって、もう少しなんとかしたいと思ってきました。そこで、記事の改善のヒントをもらおうと、批評と書評それぞれの分野で実践的な「書き方」が書かれている、『批評の教室』・『に…

『精霊を統べる者』に登場するロケーションをGoogleマップにプロットしてみた

歴史改変された20世紀初頭のエジプトの首都カイロを舞台に、男装の女性エージェント・ファトマが活躍するスチームパンク活劇、 P・ジェリ・クラーク『精霊を統べる者』には、現実のカイロの地名が多数登場します。 地名に馴染みもなく、距離感もつかみにくか…