メディヘン5

時々書く読書感想blog

2013-01-01から1年間の記事一覧

チャイナ・ミエヴィル『言語都市』感想

『ペルディード・ストリート・ステーション』『都市と都市』の2作を楽しませてもらったチャイナ・ミエヴィルの新刊。これを読まんでどうする、ということで、発売前からhonto.jpで予約して購入。まあ、hontoのポイントの期限が切れそうだったからだけど。言…

日本SF作家クラブ編『日本SF短編50 I』 感想

これは買わねば、と思っていたアンソロジー。 近所の本屋にちょうど配本されたところをゲット。 日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)作者: 光瀬龍,豊田有恒,石原藤夫,石川喬司,星新一,福島正実,野田昌宏,荒巻義雄,半村良,筒井康隆,…

ハンヌ・ライアニエミ『量子怪盗』 感想 

読みたい/読まなきゃいけない本が溜まっているので、この本は昨年出たとき以来スルーしてきた。しかし普段読ませていただいてる書評系のblog複数での好評価を見て、どうしても気になったので結局、購入。Kindle版も出ているけど、ここは紙版を購入。銀背から…

彭丹『中国と 茶碗と 日本と』 感想 この謎はおもしろい

HONZ.jpのレビュー(『貧乏するにも程がある』 - HONZ)を読んで興味を惹かれ、購入。中国と 茶碗と 日本と作者: 彭丹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/08/31メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (11件) を見る 茶道・茶の湯で用いられ…

[日本SF][海外SF]SFマガジン編集部『SFが読みたい! 2013年版』 感想

昨日、地元・西荻窪の本屋を廻って三軒目の書店で購入。SFが読みたい! 2013年版作者: SFマガジン編集部,Pablo Uchida出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/02/08メディア: ムック購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (28件) を見る ベストSF2012…

西荻窪の新刊書店で『SFが読みたい!』を探したら

昨日、三連休の初日をベッドに篭ってうたた寝とネット小説三昧で潰したところ、カミサンから「あまりに不健康」とダメ出しを喰らった。いいじゃない、何もイベント無いんだから……で、連休中日の今日は散歩の一つも行ってこいとなったので、ブラブラ歩きなが…

ケイジ・ベーカー『黒き計画、白き騎士』感想 カリフォルニア歴史観光SF

ネットで見ていたらおもしろそうだったので。 タイムトラベル+秘密結社→歴史に潜む謎と陰謀、というと際物っぽいのだけど、それが高い評判とどう結びつくのか興味があった。黒き計画、白き騎士: 時間結社〈カンパニー〉極秘記録 (ハヤカワ文庫SF)作者: ケイ…

Kindle PaperWhiteを買った、KDP本も買った

Kindleの最初のバージョンが出た頃から、「e-ink/電子インク端末は本を読むのにピッタリ」という話があって、ずっと興味を持っていた。昨年、KoboやらKinldeシリーズやらが国内販売になって物欲に火がついてムズムズしっぱなしだったのだけれど、ついに、Kin…

小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』 感想: 関西弁・家族・本

どういう話なのか粗筋を知る前にkakidashi.comで、 あんまり知られてはおらんが、書物にも雄と雌がある。 という書き出しを見て気になっていた。よく意味がわからないのに断定されると、「そうだったのか」と思わされてしまうような……本にだって雄と雌があり…

栗原景太郎『白鴎号航海記』 感想

1970年刊行の日本人初のヨットによる世界周航記。昨年、ムスコと神田古本まつりに行った際に購入。@ワンダーの路地裏書棚から拾った。値段を見ると210円なんだけど、ネットで値段を調べるとお買い得だったのかもしれない。白鴎号航海記 (1970年)作者: 栗原景…