メディヘン5

時々書く読書感想blog

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

感想:高山羽根子『暗闇にレンズ』

「暗闇にレンズ」が浮かんで見つめているというイメージが不穏。一人称の女子高生パートのSideAと明治時代から始まる母娘たちの映像に関わる人生を追うSideB、いずれもレンズという「眼」を意識するとやはり不穏さが募って展開にハラハラさせられる。さらに…