メディヘン5

時々書く読書感想blog

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スカーレット・トマス『Y氏の終わり』

この小説はもちろん著者ももまったく知らない人。巡回先のblog各所でのきなみ好評でひどく気になった上、あらすじを見るといかにも自分の好み。ムラムラと読みたい欲求が高じてbk1に注文したのでした。 Y氏の終わり (ハヤカワ・ノヴェルズ)作者: スカーレッ…

『evangelion:1.01 you are (not) alone.』

Amazonでの予約開始後、即申し込み。先週の水曜くらいに届いていたもの。週末になってようやく余裕ができ、ムスメ(高1、現在『銀魂』などジャンプ系ヌルヲタを自称)、ムスコ(中1、ガンプラとスマブラの人)と共に鑑賞。ちなみにこの2人のエヴァ歴は、1)コ…

小林泰三『天体の回転について』

小林泰三という人はホラー&スプラッタの人だと思って敬遠してきたのだけれども、『海を見る人』を読んで、その抒情ハードSFというような雰囲気に感激。以後、自分的には、「注意して読むべし」という作家となった人。『SFが読みたい! 2008年版』の刊行予定に…

ローアル・アムンセン『南極点』 計画的犠牲にもとづく成功

会社帰りに古本屋で購入。世界で初めて南極点に到達したアムンセン*1。))自身による探検記。現在店頭に並んでいるのは中公文庫BIBLIO版の『南極点征服』(谷口晋也訳・237ページ)で、こちらを買おうと思っていたのだが、買う前に行きつけの古書店「ねこの手…