ウィリアムズ&ディックス『星の破壊者』 生真面目ヒロイン・スペオペ
1巻目を買ったので、ついつい2巻目も買ったんだが、なんかノリが合わん。どうも主人公兼ヒロインの性格と相性が良くないようだ...
■あらすじ
舞台は、遠未来の銀河系。人類は様々な種族に文化し、銀河系に広まっていた。
ヒロインのモーガン・ロシュは、前作『太陽の戦士』のラストで、スーパーAIの"ボックス”、テレパスのマイイー、元傭兵のサイボーグ・ハント、宇宙艦「組み込み艦長」のカジク、そして、宇宙空間から回収された太古のクローン超戦士・ケインとチームを組み、クローン超戦士の謎を探るべくパラシア星系へと向かったのだった。
■感想
本作では、外部の空間から切り離されてしまったパラシア星系を舞台に、もう一人のクローン超戦士と謎の考古学者、ロシュのチームが三つ巴の戦いを繰り広げる...のだが、どうも今ひとつ。折角、魅力的なパーソナリティを備えたロシュのチームのなのに、活躍するのは本人ばかり。おまけに、主人公のロシュは、チームのメンバーを信用するのかしないのかはっきりしないので、なんつーか、読んでてストレス溜まるよ?状態。ストーリー上は、ロシュ嬢が悩むのもわからんではない展開なんですが、もうちょっと割り切りのよい性格のヒロインの方が読んでて楽しいなぁ。まあ、このヒロイン、生真面目すぎるんだよね。
というわけで、個人的評価は★。
でも、次巻で完結らしいし、結末が気になるから結局買っちゃうんだよね、これが。