メディヘン5

時々書く読書感想blog

『ボーン・アルティメイタム』 こ、これはDVD欲しいかも・・・・・・

映画を見るのが久々になってしまったんですが、いきなり画面に引き込まれてしまいました。

ボーン・アルティメイタム [DVD]

ボーン・アルティメイタム [DVD]

<ボーン・シリーズ>第3作にして完結編。

CIAの秘密工作員であるジェイソン・ボーンマット・デイモン)は、洗脳で過去を抹消された男。前作『ボーン・スプレマシー』で恋人を殺されたボーンは、おのれを生み出した陰謀とその張本人を暴き、自らのアイデンティを取り戻すため、単身CIAに戦いを挑む・・・・・・という、ボーンの「自分探しの戦い」のクライマックスがこの第3作。

恋人という人間性のシンボル=ある意味での枷を失ったボーンはCIAとの戦いに集中していくわけで、この第3作は全編、追っているか追われているか、襲っているか襲われているかの超緊迫モード全開。

このシチュエーションを監督グリーングラスは、手持ちカメラによるブレ画像とハイスピードのカット切り替えでこれでもかというくらい強調して、ホントに「画面から目が離せない」というのはこのことか、というくらいのめりこまされました。

主演のマット・デイモンは、他の作品で見ると、妙にクールっぽいというか、自分の優秀さを鼻にかけているというか、ようするに一言でいって「生意気な小僧」という感じであまり好きになれなかったんですが、この作品では一途に思いつめたボーンを好演していて良かったです。マット・デイモンの整った顔で無表情な役柄であるボーンを演じられると、一種サイボーグ的な雰囲気もありますが、その雰囲気がアクションに説得力を増していると思いますし、無表情な中で一瞬見せる表情が印象的でナイス。


一度見ただけでは、とてもすべてのシーンを味わうところまでいかず、DVDを手元においてじっくり見たい気にさせられました。

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