メディヘン5

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『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』監督:ガイ・リッチー

パッケージのデザインを気に入ってレンタル。

舞台はロンドン。カードの腕に憶えのあるエディは、悪友3人から集めた金を元手に闇のカード賭場で一儲けをたくらむ。ところが、賭場を仕切る顔役のハリーにハメられたエディと友人たちは、突然50万ポンドの借金を背負うことになる。父親のバーまで取りあげられそうになって焦ったエディたちは、ヤバい奴らが企てるマリファナ強奪の横取りを狙う。しかし、マリファナを奪ったとしても売り先が必要。知り合いの故買屋を使って売り込もうとした先が、マリファナの元の持ち主の黒人ギャングだったことから、話はややこしい事に……

ロンドンのストリートを舞台にしたドタバタ犯罪アクションって、なんだか、このあいだ観た『スナッチ』みたいだなぁ、と思ったら、監督が同じガイ・リッチー。マヌケなことにまったく気づいていなかった。しかし、そうだとわかると、ついつい二作を比べてしまう。

スナッチ』は、ブラッド・ピットが演じた素手ボクシングのチャンピオンなどブッ飛んだキャラクターがおもしろかったのだが、この『ロック、ストック……』は登場人物がわりとフツーな感じ揃い。ストーリーも、ややこしくなった状況が収まるべきところにきちんと収まるところが見事といえばそうなんだけど、破綻がなさ過ぎて小粒感もある。

ということで、映画としては『スナッチ』の方が数段上か。ただ、錯綜する状況に唖然・呆然となるエディと仲間たちの表情のアホっぽさが印象的で、週末のお楽しみとしては満足、満足。

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