メディヘン5

時々書く読書感想blog

西荻窪・古本屋巡り 〜最後の晩餐編〜

カミサンがレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の写真はないか、と言う。手伝っている教会学校でレント(受難節)がらみの資料に使いたいらしい。しかし、そう言われても、そんなものがホイホイ出てくるわけが無い。でも有名な絵だし、古本屋で美術書を漁ればすぐ見つかりそうな気がするなぁ、などと無責任なことを言っていたら、暇を持て余しているムスコを連れて見てきて欲しいとのこと。もちろんこちらも古本屋巡りは好きなので、午後の散歩がてらムスコを連れて、地元・西荻の古本屋巡りに出かけた。まとめて回るのは久しぶり。

今回廻った古本屋をgoogle mapに“マイマップ”でマッピングしてみたのが、下の地図。


http://local.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&msa=0&msid=102681242305516326192.00044760d5b259c8acdd0&ll=35.704008,139.599645&spn=0.007911,0.014999&z=16
(Google Mapで拡大)


結局、「最後の晩餐」そっちのけになってしまった。

  • スタートは自宅に一番近いねこの手書店
    • 普段一番覗いている回数が多い古本屋なので、美術書は無いだろうと見当がついていたけど、やっぱり無かった。
    • 雑誌のバックナンバーは充実しているで、グラフ誌を探せばよかったのかもしれないが後の祭り。
    • 新書安売りワゴンにまぎれていた眉村卓『妻に捧げた1778話』、前から買おうか迷っていたKAWADE夢ムック『半村良 - 総特集』を購入。
  • 続いて、JRガード下の仮店舗で営業中のブックセラーズ西荻(新刊書店)へ。
    • 仮店舗になって売り場配置がよくわからん。元から美術系はあまりなかったかも。
    • 白水社文庫クセジュの品揃えが豊富であることに気づいて、かなり心惹かれたが、今回はパス。そのうちじっくりチェックしようと心に決める。
    • ムスコは、『ONE PIECE YELLOW』を購入。彼は、ジジババからもらった高額図書カードを持っていて軍資金が豊富。羨ましい。
  • JRガードを抜けて北側に周り、比良木屋へ。ムスコは、隣のナカマ模型センターでガンプラのチェック。
    • 美術系は豊富だが、現代物が多く探し物は見つからず。
    • 手塚治虫鳥人体系』、『バックミンスター・フラーの世界』を手に取るものの、購入には至らず。バッキー本は惜しかった(欲しかった)かも……
  • 西荻窪駅北口に出た後、駅前の西友の中を抜けて、本日の本命・音羽館へ。
    • blogでも言及が多い人気古書店だけに、人数多し。
    • ダ・ヴィンチものや中世イタリアものは数冊あるが、適当なものが無し。残念。
    • 代わり(?)にアムンゼン『ユア号航海記』を見つけていそいそと購入。ついでに加納一郎『25人の極地探検家』も。
    • 息子が、宮部みゆき『誰か』を欲しいというので買ってやる。小6のクセに老けた趣味である。
  • 北口からの駅前通りに出て、活動範囲内で一番遠い花鳥風月を目指す。
    • こちらも美術書が多い本日の対抗だったのだが……探し物は見つからず。
    • ついついスローカム『スプレー号世界周航記』を買ってしまう。
  • 駅へ戻りながら、本日のムスコの目的であるONE PIECEの新刊を買わせてやるため、新刊書店・今野書店に寄る。
    • コミックは南口駅前のブックスオオトリが一番の品揃えという話もあるが、セレクションのピントの合い方やライトノベルの揃い方はここが西荻で一番かと。
    • ムスコはONE PIECEを一度に三冊購入。図書カードの残りはマダマダあるらしい。
    • 自分は、最近集め始めた『機動戦士ガンダム the origine』を購入。ランバ・ラル編の前編。
  • 駅前通り途中の森田書店をのぞくも休業。すかさず向かいの夢幻書房へ。
    • こちらはエンタメ関係中心なので、あまり期待していなかったがやっぱり無し。
  • 少々疲れたので、北口駅前のドトールに寄り、親子でコーヒー・ブレーク。結構混んでいる。ムスコは買ったばかりのONE PIECEを読み始める。
  • 西荻窪駅まで戻ったところで、ONE PIECEの続きが気になるムスコと別れ先に返す。自分は南口駅前のブックスオオトリをチェック。
    • 雑誌主体の店なので期待していなかったけど……昔は美術グラフ誌が普通にあったと思うのだが、どこに行ってしまったのだろう。
  • 普通はこの後、信愛書店によるのだが、昨晩も入ったことを思い出してパス。そのまま南下して盛林堂書房へ。
    • ハードカバー中心の昔ながらの古本屋。美術系はやっぱりダメ。改めて見ると登山関係はかなり充実しているのだけど。
    • と言いつつ、店頭のワゴンに小松左京さよならジュピター』が上下合わせて200円で出ていたのでゲット。昔買ったはずが見当たらなくなっていて、買い直そうと思っていたところだった。
  • 本日最後は、迫力ある本の積み具合のスコブル社
    • 掘れば出てきそうな気もするが、ゴチャゴチャすぎてわけがわからない。
    • ウィリアム・ギブスン『ヴァーチャル・ライト』『あいどる』のハードカバーを見つけたが、まあ文庫版を持っているので……ちょっと欲しかったけど。

というわけで、結局、「最後の晩餐」は見つからず。*1単なる古本屋巡りとしては、けっこう充実・満足ではありました。

本ブログ・本が好き

*1:カミサンにはwikipediaの画像と解説を印刷してやって事無きをえた